
クルーザータイプに限らずスクーター以外のバイクはシート下にバッテリーが収納されている場合が多いが、VRSCファミリーのシート下はガソリンタンクになっているのでバッテリーはエアクリーナー(ダミータンク)の下に収納されている。
このためバッテリーへのアクセスはエアクリを外すという作業が必要になり整備性は非常に悪い。
それでも作業内容的にはそれほど難しくないので慣れた人なら10分もあればバッテリーを外せるだろう。
以下にバッテリーの充電率を記載する。補充電等の際の参考にどうぞ。
電圧(V) | 充電率(%) |
12.7 | 100% |
12.6 | 75% |
12.3 | 50% |
12.0 | 25% |
11.8 | 0% |



バッテリーターミナルを外すためのプラスドライバー。エアボックスのクリップを外すための先端が細い何か。これに関してはマイナスドライバー辺りがやりやすいと思う。指でも可能だが結構固いのでお勧めできない。

名称 | +ドライバー |
参考価格 | 500円くらい |
重要度 | ★★★★★★★☆☆☆ |

名称 | 先端が細くて平べったい何か |
参考価格 | ピンキリすぎて不明 |
重要度 | ★★★★★★★★☆☆ |
こちらの2つはあった方が便利だがバッテリーを新品に交換するのであれば無くてもそれほど問題はない。補充電の際は充電器は勿論必須。テスターもあった方が良いのはいうまでもないが案外無くてもなんとかなる。
左のBAL1734は充電器としては安くて高性能で大変お勧め。

名称 | 充電器 BAL1734 |
参考価格 | amazonで2,767円 |
重要度 | ★★★★★★☆☆☆☆ |

名称 | テスター |
参考価格 | 3,000円くらい |
重要度 | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
エアフィルターボトムを取り外すためのリーチのある5mmヘックスなんちゃら。私はコーケンのスピンタイプハンドルとソケットの組み合わせを使っているが、長さが確保できるならTハンドルでもヘックスレンチでもなんでも良い。 ここでリーチが足りないとエアフィルターを外したところでその先どうすることもできず絶望する。


名称 | リーチのある5mmヘックスなんちゃら |
参考価格 | ピンキリすぎて不明 |
重要度 | ★★★★★★★★★★ |


右フロントサイドカバーを外してマキシヒューズを取り外す。これを怠るとバッテリー取り付けの際に怪奇現象が発生して骨になる。


シートを開けて画像のベイルヘッドファスナーを1/4回転させてエアボックスカバー(ダミータンクカバー)を取り外す。


全8個のクリップを取り外す。マイナスドライバーだと比較的スムーズに外せる。素手でもできそうだが、結構硬いので爪を引っ掛けるのはお勧めできない。右画像のように1箇所かなり見にくい部分があるがマイナスドライバーで安定。


IAT(吸気温度)コネクターを外す。これでエアボックストップを外すことができ、バッテリーの姿が見えるようになる。


エアフィルターを外す。これは素手で余裕。

エアフィルターボトムを取り外す。予備知識無しだとアワレにもここで詰む可能性が高い。というのも留めているキャップスボルトは全6個あるのだが、いずれも奥まった部分にありヘックスレンチやビットは持っているがリーチが足りずに作業が頓挫して諦め表情になる。何かしらのエクステンション必須。


ようやくバッテリーを取り外す。ここまで来るのにえらい面倒。なお、バッテリーを取り外す時は必ずマイナス側から外す。取り付ける時はその逆。これを逆にするとリアルで火花が出て危険が危ない。
※マキシヒューズを外さないと手順が正解でも火花が出ます(リアル話)


この作業はようやく終了ですね。


